IOCバッハ会長のG20の発言にチェルニシェンコ露副首相がコメント

バリ島でのG20の席上、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が、「国際スポーツを政治的目標の道具とすべきではない」と発言したことについて、ロシアのドミトリー・チェルニシェンコ副首相は「誠実さには程遠い」と痛烈なコメントを発表した。
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バッハIOC会長G20の会合で、国際スポーツを政治目標達成のための道具にすべきではないと主張した。
この発言についてチェルニシェンコ露副首相は次のように指摘している。

「G20でのバッハ氏のパフォーマンスは見せかけであり、IOCが明確な政治的動機に基づいて行う行為をベールで隠蔽しようとする試みだ。この主張の適用を保証する具体的な提案をIOCがG20の会議中にしなかったことがまぎれもない証拠だ」

「バッハ氏をはじめとする官僚らのせいで、1年も経たないうちに、ロシアの選手たちはあらゆる国際大会に出場停止となり、パラリンピックの選手たちは、大方の選手がトレーニングのためにすでに北京入りしていたにも関わらず、五輪への出場を許可されなかった。バッハ氏のこのレトリックは突然のひらめきではない」チェルニシェンコ副首相はこう述べた。
チェルニシェンコ副首相によれば、バッハ氏が水面下で働きかけたせいで、国際連盟は規約を改正し、ロシアのスポーツ連盟を排除する前例ができつつある。
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