極東カムチャツカ クリュチェフスカヤ火山の噴火が始まる

ロシア極東カムチャッカ半島にあるクリュチェフスカヤ火山が噴火を開始した。ロシア科学アカデミー極東支部の火山・地震学研究所は、溶岩流が発生すると予想している。クリュチェフスカヤ火山は、ユーラシア大陸最高峰の活火山。
この記事をSputnikで読む

同研究所は、「ユーラシア大陸最高峰の活火山、クリュチェフスカヤ火山の頂上で噴火が始まった。光る火山弾が1時間に最大10回の頻度で爆発している。研究者らは、溶岩流が火山付近の川筋に流れ込むと予想している」と発表している。

研究所によると、クリュチェフスカヤ火山の噴火は山頂で始まった。噴火口の深さは約200メートルであるため、噴火口の縁の部分から見えるのは放出物のみだという。研究者らは、噴火の強さは増していく可能性があると警告している。
研究所のアレクセイ・オゼロフ所長によると、クリュチェフスカヤ火山の噴火は数週間から1年程度続く可能性があるという。
前回のこの火山の噴火は2020年10月から始まり、2021年2月8日まで続いた。
関連ニュース
クリル諸島、最高峰アライド火山噴火
南極大陸の火山 活動すれば地球の生命に影響を与える可能性
コメント