ルコルニュ氏は、ウクライナが軍事的に領土を取り戻すことは不可能だとする米国の発言についてどう思うかと問われ、「同盟国とともに、ウクライナ紛争を終結させるために政治的解決の可能性を検討している」と答えた。
ルコルニュ氏は「政治的・外交的な解決なしに紛争が終わることはない」と述べた。
また、フランスのマクロン大統領はすべての紛争当事者と「何時間も議論」しており、フランスは今後も引き続きこれを行うとした。一方で、どのような交渉条件やタイミングが受け入れられるかを決めるのはウクライナだけだと付け加えた。
米国統合参謀本部のマーク・ミリー議長は16日、クリミアなどの領土を取り戻すという点で、ウクライナの軍事的勝利の可能性は「低い」と指摘した。
11月初旬、米紙ワシントンポストは、バイデン政権がウクライナ指導部に対し、ロシアとの交渉に前向きな姿勢を示すよう内々に求めていたことを報じた。
その後、米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は、米国では誰もゼレンスキー大統領にロシアとの交渉を迫っておらず、交渉に向けた用意について決めるのはウクライナ政府だと指摘し、この報道を否定した。
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