スプートニクはそのSpace Pioneer取締役兼創業者の康永来氏への独占インタビューを行った。康氏は、自社の革新的なコンセプトのおかげで大衆も軌道上での移動をより手頃な価格で、より速く、より安全にできるようになると語る。また、康氏は、中国の再使用型ロケット産業が発展することによって、民間の宇宙飛行はごく当たり前になり、そうした傾向が生まれる牽引力となると考えている。
「再使用型ロケット の技術開発と中国国内の宇宙経済の需要の高まりは、商業宇宙飛行にとっては新しい波の推進力となると同時に、航空宇宙技術を軍事用から民生用に移行させるための基礎となる。世界の航空宇宙産業はこの先、再使用型ロケットの利用を重要視していくだろう。Space Pioneerは、再使用型ロケットがなんとしても一般の人々の旅行に使用されるよう、開発計画を漸進的に進めていく」康永来氏はスプートニクにこう語った。
Space Pioneerは今、ロケットのすべてのラインアップを取り揃えている。Tianhuo-2はすべての試験打ち上げに成功し、1号機はすでに組み立てられ、年末の打ち上げに向けて準備を進めている。
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© 写真 : 天兵科技\Tianbing Technology Co., Ltd.
もう一つのモデル、Tianhuo-3は、より本格的なミッションをこなせる。重量の大きな Tianhuo-3は米国のファルコン9ロケットの直接的なライバルと位置づけられている。Space PioneerはTianhuo-3を、中国のインターネット通信衛星群を数万打ち上げてもへこたれないと豪語している。また、月ミッションの際には、物資の運搬用にも使用できる。1段目とTianhuo-3H(TL-3H)ロケットは自動的に地球に帰還する。
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Tianhuo-3M(TL-3M)ロケットは、インターネットの主役となった。航続距離1万4000キロ、最大収容人数100人を1時間以内に世界のどこにでも送り届けることができる。このプロジェクトは、まだ初期の試験段階にある。
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