高雄市ではハロウィンを迎えた先月31日の夜、道行く人によって『チェンソーマン』の主人公・デンジが料理を配達している姿が目撃された。
その「デンジ」は武器人間「チェンソーマン」に変身した状態で、頭にはトレードマークのチェンソー。作中と同じ制服を着用し、バイクで街中を駆け抜けていく。
その様子を捉えた写真や動画はたちまちSNS上に出回り、配達員はついに地元メディアに取り上げられることになった。
配達員の名前は陳さん(30)。陳さんは朝方に工事現場で働く傍ら、夜はコスプレをして宅配をするのが日課だという。31日はハロウィンでデンジになりきるため、ダンボールでチェンソーを自作。ヘルメットに取り付けて、いつものように配達に向かった。
陳さんは刃部分が前方の車に当たらないよう速度を落として走行したとのことだが、警察はヘルメットが安全基準を満たしていないとし、罰金500台湾元(約2200円)を科せられる可能性があると指摘している。
『チェンソーマン』は漫画家・藤本タツキによる日本の少年漫画。日本国内外で人気を博しており、現時点でコミックス計12巻の累計部数は1800万部を突破。今年10月からはアニメ化もされ、「ネットフリックス」など各動画配信サイトで配信されている。