英紙「Mirror」などによると、エリザベス2世の死因は公式には「老衰」とされているが、英伝記作家で故・フィリップ王配の友人のジャイルス・ブランドレット氏は、本当は珍しい種類の「骨髄のがん」で亡くなったと主張している。
ブランドレット氏はエリザベス2世に関する自著で次のように記している。
「私は女王には骨髄腫があるときいていた。骨髄のがんです。この診断結果は女王の疲労や体重減少、『移動の問題』など晩年によく報じられていたことを説明している。最も一般的な骨髄腫の症状は特に骨盤や腰の骨の痛みです。今日、このタイプのがんの治療法はありませんが、症状を軽減させて2、3年の延命を図る緩和ケアはできます」
確かに晩年のエリザベス女王は「健康問題」で国家行事を欠席することもたびたび見られた。今年5月には、59年ぶりに議会の開会式を欠席。即位以降、議会の開会式を欠席したのは1956年と1963年の2回だけで、いずれも妊娠によるものだった。
このニュースのコメント欄には「死亡診断書には老衰とはっきり書かれていたじゃないか!」「本を売るためのセンセーショナルな宣伝だ」と新説に懐疑的な声があがる一方、「彼の『診断』が正しいかは分からないが、本当であっても驚きはしない」とする反応もみられた。
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