ブルームバーグによると、この戦略は、カナダの軍事費を増強し、インド太平洋地域の国々との貿易関係を強化する一方で、中国とその影響力への対抗を強めることを目的としている。
この戦略には、17億ドル(約2400億円)の追加支出が含まれており、同地域における軍事的プレゼンスの向上、諜報活動の強化、サイバーセキュリティ分野での強化などに充てられると指摘されている。
カナダはこの戦略の中で、中国を「破壊的な世界的勢力」と表現し、投資制限などを通じて対抗する意向。
ロイター通信によると、この戦略は、中国の国営企業がカナダの重要産業に投資する試みを阻むため、カナダにおける投資や知的財産の規則を強化するなど、中国に対する経済対策を強化することを目的としている。
日本経済新聞の記事によると、日本とは安全保障上の機密情報を共有し、協力関係を深める。また、日本については「カナダにとって最も重要な商業面の友好国の一つだ」と言及されており、日本向けの資源輸出の拡大が見込まれている。
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