ザス事務局長は、27日に放映されたベラルーシのテレビ局ONTの番組でインタビューに応じ、核兵器の使用について発言した。
「加盟国の中 で核兵器を保有しているのはロシア連邦一国であるが、ロシア連邦の軍事ドクトリンでは、どのようなときに核兵器使用が使用されるかについて規定されている。ロシアのみならず、世界のすべての構成国がそうした行動により悲劇的な結果が引き起こされることを理解していることから、現在のように複雑で非常に緊張した状況にあっても、核兵器の使用は除外される」
こうした上で「現在の条件下での核兵器の使用の可能性は排除する」と強調した 。
また、ザス事務局長は、集団安全保障条約機構内で生物学的安全性の問題に対する重要性が高まっている点に注意を向けた。
ザス事務局長は、「我々はかつてこのような問題について取り組んだことはなかったが、現在、一定の脅威が高まっている」と述べ、先週開かれたサミットでも生物学的安全性に関する調整委員会の創設について決定が下されたことを明らかにした。ザス事務局長によれば、「(外国の)生物研究所の問題についても話し合いが行われることになる」とのこと。
さらにこれに関連し、ザス事務局長は、複数の国がこの分野における脅威を感じている以上、この脅威がどれほどの規模なのか集団安全保障条約機構の枠内で、専門家が合同で評価を下すことが重要だと強調した。
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