マスク氏によると、こうした研究に必要な書類のほとんどを監督官庁に提出したという。
ニューラリンクは、脳の活動を解読することで、視力の回復や重度の障害を持つ人が動いたり、コミュニケーションを取れるようにすることを目指している。同社は最終的には、開発した手術用ロボットを使って、患者の脳内にチップを埋め込むクリニックの開設を考えているという。
その発表の中でマスク氏は、同社のチップを脳内に埋め込んだサルが「テレパシーでタイピング」している動画で紹介した。その動画でサルはキーボードを打たなかったものの、文字が書かれた画像にカーソルを移動させることができた。
ニューラリンク社は、脳に埋め込むニューロコンピュータ・インターフェイスを開発・製造する目的でマスク氏が2016年に設立した会社。2021年、同社はチップを脳に埋め込まれたサルの「ペイジャー」が、ジョイスティックを使わずにビデオゲームをプレイする動画を公開した。
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