研究チームが開発したのは、カチオン性ナノ粒子P-G3。P-G3は、脂肪細胞に侵入するとその肥大化を防ぎ、余分なエネルギーの蓄積を妨げるという。
研究チームはマウスを用いた実験を行い、ナノスフィア(Nanosphere)を脂肪組織に注入した。ナノスフィアは、カロリーの急速な燃焼をつかさどるタンパク質の活性を高め、体内の余分な栄養素を認識する細胞システムの働きも抑制したことが分かった。結果、これは食事が低カロリーだった場合でさえも、効果的な肥満防止につながったという。
この技術は将来的に脂肪吸引などの別の手段に存在する副作用を最小限に抑えて余分な体重を落とすのに役立つとされる。
関連ニュース