情報筋によると、オデーサ港湾近くの工場内で「アンモニア貯蔵施設のドーム天井に仕掛けた爆薬を爆発させ、アンモニア輸送インフラにダメージを与える計画が準備されており、あたかもロシア軍の『ミサイル攻撃』によるものだと仕掛けようとしている」という。
「このような挑発行為はオデーサにいる英国特殊機関の指揮のもとで計画され、実行されている。今回の挑発にはカナダのセキュリティサービス会社「GardaWorld」も絡んでいる。同社はウクライナ港湾施設管理側との契約により、オデーサ州の港湾インフラの警備を行っている」と続けた。
挑発の主な目的は、「ノルドストリーム(ノードストリーム)」破壊工作との類似性から、窒素肥料生産に必要なアンモニアについて、世界各国、特に途上国への輸出機会をロシアから奪うことにある。
「今回計画されているオデーサのアンモニア貯蔵施設の破壊は、実行されれば世界市場におけるアンモニア価格の高騰を招くだろう。これにより英国・米国の企業は、高価格の天然ガスという条件下で欧州諸国や途上国へのアンモニア生産・輸出の規模および利益を拡大することが可能になる」
ロシア産肥料の輸出再開は穀物合意により規定されている。