実験の過程で研究チームは学生や社会グループにカタリナ港で未処理のプラスチックゴミを集めるよう依頼。原材料となったのはスーパーマーケットのビニール袋や牛乳の空きパック、食品デリバリー用容器などの日用品だ。
触媒と圧縮酸素によりゴミを二酸に分解。その後、医薬品開発によく用いられる真菌「アスペルギルス・ニデュランス」菌株を加えた。
この混合により真菌は1週間以内に抗生剤、スタチン(コレステロール値を下げる化合物)、免疫抑制剤、抗真菌薬を大量に生成し始める。
将来的にはこの開発をポリエチレン以外にも適用させることが可能になる。現在、研究チームはカンザス大と共同で他のプラスチックへの適用方法を研究している。最終的な目標は、様々なプラスチック混合物を使うことにある。
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