ロシア人選手への制裁と保護処分、引き続き有効=IOC

国際オリンピック委員会(IOC)のマーク・アダムス広報部長は、スイス・ローザンヌで5日に行われた理事会の初日を総括し、ロシアとベラルーシの選手に対する制裁と保護処分を引き続き有効とすると表明した。
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アダムス氏は、ロシアとベラルーシの代表選手が2024年夏季パリ五輪に出場するためには何が必要かという質問に対し、「私が言えることは、我々の立場は変わっておらず、すべての制裁措置と保護処分について説明してきた」と答えた。制裁措置については「自国で(国際的な)競技会を開催してはいけない、国旗や国歌を掲げてはいけない」とし、保護処分についても言及した。
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そして「今はロシアとベラルーシに対する制裁を解除する時期ではない」と述べた。
2月末、IOCは国際競技連盟に対し、ウクライナ情勢を理由として、ロシアとベラルーシの選手を大会に参加させないよう勧告した。これを受け、複数の国際連盟は、連盟が主催する競技会からロシアとベラルーシの選手を排除することや、ロシアで行われる競技会を中止させた。他の連盟は中立の立場での出場を許可した。
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