レスリー・ライオンズ教授率いる遺伝学研究チームは、猫が家畜化された場所を特定するために世界中の約1000匹の現代の猫のDNAを分析した。
その結果、研究チームは、猫の家畜化のプロセスは人々が狩猟採集から農耕へ移行し始めた今から約1万2000年前に中東で始まった可能性が最も高いという結論に達した。
研究チームは、穀物栽培によって野生の猫の獲物であるさまざまなげっ歯類が集落に引きつけられ、そのうち最も度胸のある猫がしだいに集落に近づくようになり、その後、獲物を求めて集落の中に入るようになったと考えている。
研究によると、飼い猫の起源はイラク、トルコ、シリア、レバノン、イスラエル、パレスチナ、エジプトにまたがる地域と考えることができるという。
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