「力の誇示だけではない」米韓合同演習は、米国が核兵器を使ってでも韓国を防衛する用意があることを示している 

独デア・シュピーゲル誌は、北朝鮮のミサイル発射実験を背景に、米国は韓国との合同演習に核兵器の搭載が可能なB52爆撃機とF22ステルス戦闘機を派遣して地域において自国の力を誇示したと報じている。
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演習には韓国空軍のF35A戦闘機とF15K戦闘機も参加した。演習は20日にスタートし、韓国南部・済州島の南西海域上空で行われている。韓国の聯合ニュースによると、米国のF22戦闘機が韓国に展開したのは4年半ぶり
韓国国防省は、今回の演習を通じて米国は核兵器を含む利用可能なあらゆる手段で韓国を防衛するという合意へのコミットメントを示していると発表した。
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北朝鮮は今年に入ってから核弾頭搭載可能なミサイルの発射実験を繰り返しており、今月18日にも弾道ミサイル2発を発射した。北朝鮮のミサイル発射は、米韓合同演習への対応とみられている。デア・シュピーゲルによると、今回の合同演習を受け、北朝鮮が新たなミサイル発射実験を行う可能性が懸念されている。
韓国の与党「国民の力」の非常事態対策委員会の鄭鎮碩委員長は今月19日、ミサイル発射や核開発計画に関する北朝鮮の挑発行為に対して明確な対抗措置、特に米国の戦術核兵器を朝鮮半島に配備して対応すべきであるとの考えを示した。同氏は、韓国と米国は北大西洋条約機構(NATO)加盟国の慣例に基づき、核戦力の共同管理を確立することができるとしている。
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