英国議員、外国訪問をセックスツーリズムとして利用

米ニュースメディア「ポリティコ」が行った調査で、英国議員は外国公式訪問を秘密裏に性サービスを受けたりアルコール乱用の機会として利用していたことがわかった。
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「ポリティコ」記者グループは英国内外にいる多くの政府関係者や議員らに話を聞き、外国訪問中の一部の議員がわいせつな行為をしていたことを確認した。それら議員は外国訪問を性的娯楽として利用していたという。「ポリティコ」はそのうち、一部の衝撃的な事実を取り上げている。
元保守党議員で、現在は貴族院議員のある人物は、超党派議員団の一員として東南アジア訪問中、受入側に開口一番、最寄りの売春宿への行き方を尋ねたという。また別の保守党議員で元閣僚は、議員団が帰国後に「現地女性と関係発展」のため滞在を延期するのが常だったという。
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さらに物議を醸しだしているのが、英国海外領を担当していた一部議員の行動だ。彼らは現地政府や民間企業の費用負担で定期的に外国訪問を行っていた。現地官僚が「ポリティコ」に語ったところによると、一部英国議員は、性的娯楽を目的とした男女が参加するパーティも含め、滞在費全額を受入側が負担するよう要求したという。また議員らはシャンパンや贅沢な食事を要求するようになったという。
「ポリティコ」はこれに関連し、2022年11月にクリスティン・マティソン元労働党議員がジブラルタル訪問中の不適切な側面が明るみに出たとして、辞任を余儀なくされたことを取り上げている。議員行動に関する独立委員会はこの訪問を性的な動機付けがあったと判定した。
スプートニク通信ではこれより前、英国は議員だけでなく王室メンバーでさえも「性の乱れ」が目立つことを取り上げた。2022年1月にアンドリュー王子が性的暴行で訴えられたことを思い出すだけでも十分だろう。アンドリュー王子はその後、母のエリザベス女王により軍の称号および王族としての一部権利や義務などを剥奪されている。
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