「主要な経済主体の支持を取り付けないまま、世界の経済システムを武器として使用した場合、世界中が大きな代償を払うことになる。特定の国に害をもたらすための見せしめ的なシステムとしてこれが使われる場合、それ以外の国にはそれぞれが(自助努力で)自国の脆弱性を下げるよう奨励されるが、結果としては、制度が破壊されたり、並行した構造が創設され、経済システム全体の成長は著しく損われる」
同時に、多くの国にとってロシアとの協力を拒否する余裕はない、とグリンベルグ氏は指摘する。
「どの西側国家も、ロシアにとって代償が大きい制裁を望んでいるが、理想としては自国にとって最小の代償で済ませることだ」とも述べた。
制裁の無意味さをあらためて認識したうえで、グリンベルグ氏は西側諸国に対し、他の紛争解決方法、つまり外交を思い出すよう呼びかけている。
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