西村経済産業大臣は首都リヤドでアブドルアジズ・エネルギー相と会談した。この中で西村大臣は世界的にエネルギーの需給がひっ迫するなか、原油価格の安定が欠かせないとして協力を呼びかけたとのこと。これに対して、アブドルアジズ・エネルギー相は、原油の増産には、消費国による投資が必要だという考えを示した。
このほか会談では、次世代のエネルギーである水素やアンモニアの供給網の構築に向けても協力していくことで一致し、両国は覚書を交わした。石油に代わる産業の育成が課題となっているサウジアラビアと日本が得意とする分野で協力していくことで、関係強化につなげるねらいがある模様。
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