先にトルコ大統領府のイブラヒム・カルン報道官はフランス政府が「クルド労働者党」(シリアとトルコで活動)を国内で支援しているとして非難していた。報道官はクルド人らが「パリに火を放っている」と指摘していた。
トルコ国防省はコメントの中で、「パリで起こっている出来事が示すこと、それはフランス人によって飼われた蛇が飼い主を噛んでいるということだ」と指摘し、「このテロ組織の真の顔を誰もが確認しなくてはならない」と警鐘を鳴らした。
仏パリでクルド人の活動家らを標的に発砲事件を起こした男(69)は逮捕後、精神病院に入院させられた。この発砲事件ではクルド人の活動家ら3人が射殺されたほか、4人が重軽傷を追った。パリではクルド人を狙ったこの犯行を受け、抗議活動が発生している。これまで30人以上の警官が負傷し、クルド人11人が拘束された。
警察によると、男はフランス国有鉄道(SNCF)の職員証を携帯しており、M.ウィリアムという名前だという。男はパリ郊外のモントルイユで生まれ、事件現場近くで生活していた模様。男は拳銃(コルト45)と大量の銃弾を所持していた。男は銃弾を「友人」から譲り受けたと供述している。
AFP通信によれば、発砲した男は今までに2016年、2021年の2回、殺人未遂の犯行歴がある。クルド人らは、この事件はトルコが背後で操っていると確信している。
関連ニュース