「法相になってもお金は集まらない」の問題発言が非難を浴びていた。秋葉復興大臣は、その後、政治資金問題などが次々と明るみになった。野党側が年明けの通常国会の召集で追及を強めることは必至で、政府、自民党は法案審議をスムーズに乗り切るために秋葉氏を切る決断をした結果となった。
もう止まらない岸田内閣・閣僚辞任ドミノ
岸田政権ではこれまでに、旧統一教会との接点が次々と判明した山際大志郎経済再生担当相(当時)=麻生派=が10月に、死刑制度を巡る失言をした葉梨康弘法相(同)=岸田派=と後援会の収支報告書の記載漏れなどが問題視された寺田稔総務相(同)=岸田派=がそれぞれ11月に辞任している。
自民党では上記の3人の他にもつい5日前、薗浦健太郎衆議院議員が衆議院に議員辞職したばかり。 薗浦氏は関連する政治団体が政治資金パーティーの収入を約4000万円少なく記載していた疑いが持たれており、東京地検特捜部は政治資金規正法違反で略式起訴した。薗浦氏は麻生太郎自民党副総裁の腹心とされる人物として知られている。
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