12月29日午前10時から11時の間にウクライナ領域から発射したウクライナの地対空ミサイルS-300がベラルーシ領内に落下したことが確認された。
ベラルーシ国防省の調べでは、ミサイルが落下したのはベラルーシのブレスト州イヴァノヴォ市近郊。
ミサイル落下の原因は現在、確認中。
ウクライナ軍のミサイルがベラルーシに落下した原因については現在、2つの説が検証されている。
1.
前回のポーランド領へ落下したのと同様、ミサイルが誤った方向へ発射された結果、ベラルーシ領内に落下した。2.
ウクライナ軍のミサイルは、ベラルーシのミサイル防衛システムに撃墜された結果、ベラルーシ領内に落下した。ウクライナ軍のミサイル落下によって死傷者が出たという通報は現在入っていない。
ベラルーシ国防省は日本時間21時過ぎ、SNS「テレグラム」チャンネルを通じて、ベラルーシのブレスト州に落下したウクライナ軍のミサイルS-300は、ベラルーシのミサイル防衛システムによって迎撃されたものであることを明らかにした。
ミサイルの破片が見つかったのはブレスト州イヴァノフスキー地区、ゴルバフ村付近の農業地帯。破片を調べたところ、これがウクライナから発射されたものであることがわかった。
10月初旬の段階でベラルーシのルカシェンコ大統領は、ウクライナが両国の国境付近で煽動を行い、最多で1万5000人の兵力を集結させていることを明らかにしていた。ルカシェンコ大統領は、ベラルーシ軍はウクライナにおけるロシア軍の特殊軍事作戦には参加しておらず、ベラルーシの課題については、特にポーランド、リトアニア、ラトビア方面から自国領を攻撃させないことだと明言していた。