モスクワで露・トルコ・シリアの国防相会議 2011年以来初めて

ロシア、シリア、トルコの国防相が28日、モスクワで会談し、シリア情勢の安定化に向けて議論が交わされた。ロシア国防省が発表した。
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ロシア国防省によると、会談ではシリア危機の解決に向けた道筋や難民問題、シリアにおける過激派組織に対する共闘について議論された。同省は対話が建設的だったと強調し、シリアや地域の安定化のために更なる尽力が必要不可欠だとの見解を示した。
トルコ紙「フリヤット」によると、トルコとシリアの国防相が正式に会談するのは、シリア内戦の始まった年である2011年以降では初めてだという。
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トルコは11月20日以降、シリア北部のクルド人武装組織「クルディスタン労働者党(PKK)」の拠点への空爆を強めている。トルコのエルドアン大統領は、地上部隊の投入も辞さない構えをみせる一方、シリアとの国境に30キロの安全地帯を設置することも提案している。2011年以降、これまでにもトルコは国際テロ組織ISIS(ダーイッシュ)やPKKの掃討作戦でシリア領内で度々軍事作戦を行っている。
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