南シナ海上空で「危険な行為」 中国機J-11と米偵察機ボーイングRC-135 あわや衝突

中国の戦闘機J-11が先週、南シナ海上空で米国偵察機ボーイングRC-135に6メートルまで迫る接近飛行を行っていたことが明らかになった。米軍インド太平洋司令部が発表。中国のパイロットの行為は衝突の危険をはらむものであった指摘した。
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29日付司令部プレスリリースによると、インシデントが発生したのは21日。中国戦闘機は米偵察機の機首すれすれ6メートルに迫る飛行を行ったという。中国機の「危険な操縦」により「(米機)RC-135は衝突を避けるため回避操縦を行わざるを得なかった」としている。リリースでは、米機は法的根拠に基づいて南シナ海上空の国際空域を飛行していたと強調されている。
J-11は中国人民解放軍空軍の第5世代戦闘機。RC-135は旅客機ボーイング707をベースにした戦略的偵察機。
2001年、乗組員24人を乗せた米海軍偵察機EP-3が中国空軍戦闘機に迎撃され中国南部に緊急着陸するという大規模なインシデントがあった。乗組員にケガはなかった。米海軍はプレスリリースを発出し、米機は中国南部を迂回する通常飛行をしており、中国領空には侵入していないとした。
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