ブラジル ルーラ大統領が就任 飢餓の根絶やBRICSの強化を表明

ブラジルでは1日、ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ大統領が就任した。ルーラ大統領は選挙公約を果たし、国内の飢餓をなくすと約束した。また、BRICS強化の必要性について表明した。
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ルーラ大統領は、就任式で「今日、私は貧困と飢餓の増加を受け、公約を繰り返さなければならない。貧困と飢餓は、以前我々が克服したものだが、近年この国で生じた荒廃の最も深刻な表れだ」と話した。
また「米国、EU、中国、アジア諸国やその他のグローバル・プレーヤーとの積極的な対話の構築、BRICSの強化、アフリカ諸国との協力により、(ブラジルの)孤立を打破する」と強調した。
世界の多くの国々は米国に従うのではなく、自国の利益を追求するようになっている
さらにルーラ大統領は、主に燃料やエネルギー供給の問題において、他国への依存を脱却するため、アマゾンの森林伐採対策や産業の再開を約束した。
昨年10月末に行われたブラジル大統領選挙の決選投票で、ルーラ大統領はジャイール・ボルソナロ前大統領を僅差で破った。ルーラ氏は2003年から2011年までブラジル大統領を務めていた。
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