ドンメズ大臣によれば、ロシアはトルコの主要なガス供給国の一つとなっている(およそ44%)。ドンメズ大臣は、テレビ局TVnetからのインタビューの中で、トルコはロシア産のガス供給において特恵条件を与えられているかとの問いに答え、「トルコはロシアとの間で長期的な契約を締結している。市場の問題から価格を公表することはできないが、契約の中では世界的な価格と生産量が考慮されている」と述べた。大臣はさらに、トルコは対ロシア制裁に参加しなかった点を強調し、「よってガス供給の代替国を模索してはいない」とも述べた。
天然ガスパイプライン「トルコ・ストリーム」は現在、途切れることなくロシア産ガスを欧州市場に運ぶ唯一の輸送ルートとなっている。「トルコ・ストリーム」はトルコを経由し、南欧、東欧諸国にガスを供給するもので、年間総輸送量は315億立方メートルとなっている。これより前、ドンメズ大臣は、「トルコ・ストリーム」は最大出力で稼働していることを明らかにしていた。
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