「狩りは終わっていない」 米国 議事堂襲撃から2年、参加者の逮捕続く

米当局は、暴力により選挙結果を覆そうという米国史上類を見ない試みを経て、現在も国会議事堂襲撃事件の責任者を探し、処罰を続けている。ドナルド・トランプ前大統領に近い人間で、拘束された人数は千人近くに上る。
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2年前、選挙戦で敗北してもそれを受け入れようとしなかったトランプ氏。その支持派が、議員が民主党ジョー・バイデン氏の勝利を認めるのを阻止しようと、大群となって警備を突破し国会議事堂建物に押し寄せた
トランプ氏 議事堂襲撃事件の参加者に恩赦を与えると約束
米連邦捜査局は定期周年に向け、暴動参加者950人超の逮捕について報告をまとめた。逮捕者のうち約200人は警察官への攻撃の容疑だ。さらに報告では、狩りの終わりにはほど遠いと示されている。
事件から2年が経過し、6日には議会調査が終了した。下院特別委員会は800頁にもおよぶ報告書を発行。その中でトランプ氏は事件の主犯という位置づけであり、法務省に対して「反乱扇動」を含む4つの容疑で同氏を起訴するよう提言している。

2021年の米国会議事堂襲撃 - 国民にとって衝撃

2021年1月6日、ドナルド・トランプ前大統領の支持派が議事堂を占拠しようと襲撃。バイデン氏の当選に抗議を示し、国会作業中に議事堂に押し入り、数時間にわたり作業を中断させた。この暴動により抗議側の女性1と警察官が死亡。さらに抗議側の3人が暴行とは関係のない死因で死亡した。抗議側および警察官の多数が負傷した。議事堂襲撃に関与した罪で最終的に米全土にわたり数百人が警察に逮捕された。
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