Museo Rusoは2022年5月、コレクションをロシアにすべて返送すると決まったことから閉鎖の危機にあった。館長によると、ペテルブルク市の母体との協力は、ウクライナにおける戦闘により途絶えてしまい、生き残る唯一の方法は、個人のコレクターの作品を展示することだという。
スペイン分館の救済に名乗りを出たのは英女性のジェニー・グリーンさんだ。グリーンさんは20年にわたりロシア美術を収集している。今後、スペインのロシア美術館には彼女所有のアレクセイ・ヴェネツィアーノフ、イヴァン・アイヴァゾフスキー、イリヤ・レーピン、ワシリー・カンディンスキー、ジナイーダ・セレブリャコワなど76作品が展示されることになる。
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