新型コロナウイルス

中国で学者が相次ぎ死亡 新型コロナ対策の制限解除後に

中国では、新型コロナウイルス対策として3年間実施してきた制限を当局が解除したことで感染が急拡大し、1カ月足らずで指導的な学者20人が死亡した。サウスチャイナ・モーニング・ポストが報じた。
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中国では昨年12月中旬に新型コロナウイルスの感染が新たに拡大し始めた。当局が新型コロナのパンデミックを封じ込めるための厳しい制限の大半を3年ぶりに撤廃するとほぼすぐに感染が急拡大した。サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、昨年12月15日から今年1月4日までの期間だけでも中国における工学科学の最高諮問学術機構である中国工学院のメンバー20人が急死した。なお、同工学院のメンバーの2017年から2021年までの死亡者数は年間16人。2021年の死亡者数は13 人にとどまったという。
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北京のある病院の医師によると、これまで学者たちは中国の政治エリートらと同水準の治療を受けていたが、新型コロナの感染者が急激に増加しているため現在は病気になった学者のための「場所は病院の廊下でかろうじて見つけられている」状態だという。サウスチャイナ・モーニング・ポストが報じた。医師は、パンデミックを背景とした医療資源の枯渇が状況を複雑にしており、それによって死に至る可能性のある他の病気の治療が困難になっていると語った。
日本の厚生労働省が7日に発表した新型コロナウイルスによる全国の死者数は463人で、一日の発表としては過去最多を記録した。
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