捜査対象となっているのは韓国南部・済州島の革新系政党の元幹部と現職幹部、農民団体の幹部の計3人で、国家保安法違反の疑いが持たれている。
元幹部は2017年にカンボジアで北朝鮮の工作機関である文化交流局の工作員と接触、その後、ほかの2人と地下組織を結成し、北朝鮮の指令を受けて反政府活動を行っていた疑いがあるという。
韓国の情報機関の国家情報院は昨年11月と12月、3人の自宅や事務所などを家宅捜索し、地下組織の名称を確認したほか、北朝鮮の指令文も入手したとされる。
なお3人は容疑を否定しており、国家情報院への出頭を拒否しているという。