この記録は、マスク氏にとってあまり喜ばしいものではない。ギネスの発表によると、この1年の間に、マスク氏の個人資産は一気に1830億ドル(約24兆1900億円)も減少した。マスク氏の資産のほとんどはテスラ株に関係しており、その株価は2022年に65%下落した。同氏がSNSのツイッターを約440億ドル(約5兆8170億円)で買収した後も、テスラ株の下落は続いた。
これまでの世界記録保持者だったソフトバンクの孫氏は、2000年に個人資産を586億ドル(約7兆7500億円)失った。
また、ギネスブックは「心配しないでほしい。マスク氏が歴史上のどの人物よりも多くのお金を失ったものの、すぐに飢えることはないだろう。マスク氏は今でも世界で2番目の金持ちなのだ」と発表している。
2022年12月、マスク氏は一時、世界の富豪番付でフランスのラクジュアリー・ブランド・グループ「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」のベルナール・アルノーCEOに首位を奪われた。最新の情報では、マスク氏の個人資産は1853億ドル(約24兆5100億円)を超えている。