ヘンリー王子の自伝 英でハリーポッターに次ぐ大ヒット 初日40万冊

10日に発売された英ヘンリー王子(サセックス公)の自叙伝「スペア」は、文学作品を除く書籍としては英国で最もはやい勢いで売れている本となった。英テレビ局「Sky News」が伝えている。
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ヘンリー王子の自叙伝は現地時間10日午前0時、大規模駅や空港など一部の24時間営業の書店で販売が始まった。また、他の書店でも本を買い求める人々が開店前から列をつくったという。
「Sky News」によると、「スペア」の初日の売り上げは電子版やオーディオブックを含め40万冊に上った。出版した「Transworld Penguin Random House」のラリー・フィンレー社長は、本の売れ行きについて次のように話している。

「私が知っている限り、初日で今回より多く売り上げたのは別のハリー(編注:ハリーポッターのこと。ハリーはヘンリーの愛称)の本しかないですね」

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自叙伝は16カ国語に訳され、10日に世界同時発売となったが、その内容は発売の5日前に流出していた。何らかの間違いでスペインの書店に並んだことが原因だとされている。
「スペア」の内容はヘンリー王子自身の衝撃の告白や、王室に関する暴露話などとなっている。特筆すべき点は以下の通り。
過去にコカインを使用していたことを認めて、「とても楽しかった」と回想
アフガニスタン戦争での軍務で25人を殺害した
性的初体験は年上の女性とで、パブのすぐそばの原っぱだった
母のダイアナ妃が事故死した12歳当時、現実を受け入れられず母が自分の死を偽装していると考えていた
ヘンリー王子と兄のウィリアム皇太子は父のチャールズ3世にカミラ夫人との再婚をやめるよう頼んだ
エリザベス2世が死去した際、チャールズ3世はヘンリー王子の妻・メーガン妃が女王の遺体が安置されていたバルモラル城に来ないよう言った
メーガン妃をめぐりウィリアム皇太子と口論になり、ウィリアム皇太子から暴行を受けたことがある
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