これに先立ち米ワシントンで開かれた日米首脳会談で岸田首相とジョー・バイデン米大統領は、「ロシアによる核の威嚇は断じて受け入れられず、ましてやその使用は決してあってはならない」ことで一致していた。
日米首脳会談を受け、メドベージェフ氏は次のように述べている。
「これは非常に恥じるべきことであり、ロシアの核戦略に関する妄想についてはコメントしようがない。考えてみるがいい、日本の首相は自らの尊厳を傷つけ、忠実な臣下のように、無我夢中になってロシアにナンセンスなことを言い、広島と長崎の原爆で焼かれた数十万の日本人の記憶を裏切った。岸田にとって、核兵器を唯一使用した国が米国というのはどうでもいいのだ」
また、メドベージェフ氏は岸田首相を米国の「お付きの人」と揶揄し、次のように締めくくっている。
「日本人には同情するしかない。なんせ、帰国後に閣議で切腹してこの恥をすすぐしかないのだから。現代日本の家臣たちにとって(編注:腹を切ることで)名誉を守るということはよくあることではないはずなのに」
日米首脳会談でバイデン大統領は「米国は日米同盟に完全にコミットし、日本の防衛を全面的に支える」と述べ、日米の連携を強調。また、岸田首相は、反撃能力(敵基地攻撃能力)に用いるため、米国製巡航ミサイル「トマホーク」を導入する考えを伝えた。
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