独ショルツ首相に女性の国防相選びという困難が待ち受ける

ドイツのオラフ・ショルツ首相は、クリスティーン・ランブレヒト国防相の辞任後、そのポストを見つけるのに苦労する。内閣の少なくとも半分を女性で構成すると約束したためだと独ビルド紙は指摘している。
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同紙は「ショルツ首相は、国防相の任命に問題を抱えている。大統領任期開始時に、内閣の少なくとも半分を女性で構成すると約束したためだ」と報じた。
著者によれば、ショルツ首相の「困難」とは、同首相が国防相候補の特に性別に着目していることだ。
ドイツ連邦議会のヴォルフガング・クビッキ副議長は「首相は、ドイツの安全保障にとって極めて重要な国防相を、性別ではなく、あくまでもその人の能力という観点から任命すべきだ」とコメントした。
ランブレヒト独国防相の辞任 ドイツ国民の約3分の2が要求=ドイツ紙
先に、ドイツ国防省の報道官は、スプートニク通信とのインタビューの中で、ランブレヒト氏の辞任の可能性について噂だとし、これについてはコメントしないと述べた。
ランブレヒト国防相はここ数か月間、与党内のパートナーらからも再三批判を浴びている。ランブレヒト国防相はウクライナ政権に対して軍事用ヘルメットの供給を提供したことで批判を浴びていた他、息子が出張に独軍用ヘリコプターを使用していたことを示す写真が公開され、さらに国民の怒りを浴びていた。
大きな反響を呼ぶきっかけとなったのはランブレヒト国防相が行った新年のメッセージ。ランブレヒト大臣は大晦日、花火を背景にウクライナ情勢に言及し、情勢に絡んで自身がウクライナで「格別な印象を多々」受け、興味深い人々と知り合ったと発言していた。
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