コマー委員長は、放送局「FOXニュース」からのインタビューに応じた中で、「バイデン大統領は歴史上もっとも透明な政権にするとの公約を掲げたが、何よりも重要な部分で透明にすることを拒否した」と述べた。さらにコマー氏は、ホワイトハウス、米国公文書館、米司法省は、保護されていない場所に保管されていた機密文書に関する「情報を隠蔽している」と指摘し、バイデン氏の特別法律顧問に対する信頼はゼロだとも語った。
コマー氏は、米国市民はこの問題に関し、透明な調査結果を知る権利があると主張し、議会は今後も、疑問に対するバイデン氏の回答と、見つかった文書を扱うことができた人物についての情報を入手するため尽力すると強調した。
ホワイトハウスの特別法律顧問は16日、FOXニュースに対し、機密文書の一部が見つかったデラウェア州ウィルミントンにある私邸の訪問者の記録が存在しないことを明らかにした。この私邸では、12日、新たに機密文書が発見されたことが明らかになった。またこれより前、ワシントンのシンクタンク内に所在するバイデン氏の個人事務所から10組ほどの機密文書が見つかっていた。
米司法省は、バイデン氏が副大統領を務めていた時代の機密文書がなぜ、政府文書が本来あるべきでないバイデン氏の自宅や個人的に使用していた事務所で保管されていたのかについて調査を進めている。バイデン氏の特別法律顧問らは、調査には全面的に協力するとの姿勢を見せ、文書の保管が「意図的なものではないこと」を証明するとの確信を示した。
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