同紙によると、この船は広東省の南部海洋科学技術研究所の実験機。AIを搭載しており人の介在なしに海洋航行、任務遂行が可能だ。だが、必要があれば人が乗り込んで操縦することもできる。
同研究所は先週、航行とドローン運用の実験を行った。船は自ら障害物を避け、ルートを構築して12時間の航海を達成したという。また、自動運転機能のほか、人工衛星のデータを利用したナビゲーションも可能だという。
正式に就役後は海洋地図作成のための写真撮影やパトロール、海水のサンプル採取など様々な用途での活用を見込む。
船の全長は88.5メートル、幅は14メートル、排水量は2100トン。平均速度は13ノット(時速24キロ)、最大速度は18ノット(時速33キロ)に達するという。
これまでに中国では潜水可能な水空両用ドローンが開発されている。
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