米国は予期せぬ大惨事に遭遇するおそれがある

米ニューズウィークは、米国の西半分では深刻な干ばつが長引いており、地域全体の水資源に大きな負荷がかかっていると報じている。
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専門家らによると、今後10年から20年で状況が変わらない場合、この状況は米国全土に「悲惨な結果」をもたらすおそれがあるという。

環境・エネルギー管理研究所のジョナサン・ディーソン氏は「干ばつがさらに10年または20年続いた場合、帯水層が大幅に減少し、地下の水資源が失われるだけでなく、地盤沈下も起こり、公共インフラ全体に損害が生じる」と警告した。

米国干ばつモニター(U.S. Drought Monitor)によると、米国の大陸部の65%が何らかの形で干ばつまたは異常な乾燥状態に見舞われている。

報道によると、「ユタ、オレゴン、ネブラスカ、カンザス、オクラホマなどが最も深刻な被害を受けており、これらのすべて州に極度の干ばつにさられている地域がある」という。

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専門家らは、「降水量が平均を上回り、干ばつが和らぐ方向に向かったとしても、大幅な回復には数年を必要とする」ため、近いうちに状況が大きく改善される見込みはないという見方を示している。
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