「アフガニスタンから撤退する際に米軍が残していった武器が別の紛争で使用されるようになり、南アジアの係争地域カシミールで戦闘員に武装を続けさせている」
報道によると、専門家たちはこれについて、武器の「世界旅行」の始まりにすぎない可能性があるとの見方を示している。
地元当局は、現地の紛争ではこれまでめったにお目にかかることのなかったM4カービンやM16自動小銃、その他の米国製の武器を地域の戦闘員らが使っているとし、その主な理由として、2021年にタリバン(テロ活動により国連の制裁下にある)の手に渡った米国製武器の流入を挙げている。
ジャンムー・カシミールは、英領インドのイスラム地域が分離してパキスタンという別の国家となった後、インドで唯一、イスラム教徒が大多数を占める州となった。同州では分離主義者たちが活動しており、インドはこうした分離主義者らの活動をパキスタン当局が支援していると非難している。
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