ケヴィン議長はツイッターの投稿で次のように記した。
「中国による米国の露骨な主権侵害は不安定化に繋がる行為であり、これについては対抗すべきで、バイデン大統領は黙すときではない。私は8人のギャングによるブリーフィングを要請する」
「8人のギャング」とは連邦議会のリーダーからなるグループで、政府は諜報に関わるトップシークレットの問題について、このグループに情報提供を行う義務がある。このグループには、両院の議長に加え、諜報委員会のメンバーが含まれている。
批判は共和党の間で特に高まっている。マージョリー・テイラー・グリーン議員(共和党)はツイッターの投稿で、「バイデンは中国のスパイ偵察気球をすぐさま撃墜すべきだ」、「トランプ大統領(原文通り:スプートニク通信)であれば、今の米国に起こっているような事態を容認しない」と記した。
米国防総省は中国のものとみられる偵察用気球が西部モンタナ州の上空を飛行しているのを確認した。
国防総省によると、気球は民間機が利用するよりも高い上空を飛行しているという。気球は数日前に本土上空に入り、1日にモンタナ州の上空を飛行していたとのこと。国防総省高官は気球が地上の住民に軍事的脅威をもたらすことはないとし、撃墜する考えを否定した。国防総省はこうした気球の活動について、過去数年間で複数回、確認しているという。
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