メローニ首相はドイツのオラフ・ショルツ首相とベルリンで会談した後の記者会見で、「ウクライナへの支援、これこそ交戦国を(交渉の)テーブルにつかせる上で唯一の手段である」と発言した。
メローニ首相によると、ウクライナ危機の勃発から1年を前に首都キーウ(キエフ)を訪問するため、ゼレンスキー大統領と合意したという。
「彼は今、対話開始のための計画に取り組んでいる。そして正義の平和を達成するため私たちは努力を強化する必要がある。人々の自由を阻止してまで平和を達成しようとするならば、それは平和ではない。したがって、我々に残された唯一の可能性、それはウクライナを支援することである」
ロイター通信によると、米国はウクライナに供与する総額22億ドルの追加軍事支援に、さらに射程の長い長距離ミサイルを加える。これまで米国が供与していたミサイルの射程は80キロに制限されていたものの、新たに供与されるミサイルの射程は150キロにまで拡大する模様。ミサイルは米国のボーイング社とスウェーデンのサーブ社が共同開発したもので、高機動ロケット砲システム「ハイマース」で運用される。
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