スターノ氏は「EUは対ロシア航空制裁を課し、ロシアを発着・経由する便を禁止している」と指摘した上で、このように述べた。
「EUはジョージアに対し、EUおよび他国が航空分野において課している対露制裁に加わり、制裁を回避するいかなる試みに対しても引き続き警戒するよう呼びかける。EUの制裁体制はまた、EUの対露制裁を回避するプロセスに関与・支援する者に対して制裁を課す可能性も示唆している」
これより前、ロシアのラブロフ外相は、ジョージアとの直行便がまもなく再開されることへの期待を表明した。与党「ジョージアの夢=民主ジョージア」のイラクリ・コバヒゼ氏は、ロシア側からのジョージア直行便の再開は、国民の状況を緩和するものであり、ジョージアでは歓迎されると述べた。これに対し、ズラビシュビリ大統領は、ロシアとの直行便再開に反対。これに代わり、ロシア人の国内滞在をめぐり規制を導入するよう政府に要請した。
西側諸国は、特別軍事作戦に関連して厳しい対露制裁を課している。特に、EUはロシアへの民間航空機やスペアパーツの供給を禁止し、リース会社はロシアの航空会社との契約を打ち切らざるを得なくなった。航空機の整備や保険業務も禁止され、EU、米国、カナダなど複数の国がロシア航空機の飛行を禁止している。
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