湯島天神は、学問の神様・菅原道真公を祀る神社で、江戸時代から梅の名所として知られている。湯島天神の境内にはさまざまな種類の梅の木が約300本植えられており、その色は白から淡いピンク、薄紅や紅まで多岐にわたる。
見ごろは2月中旬から3月中旬頃とされている。しかし、すでに梅は咲き始めており、観梅を楽しむことができる。なお、夜はすべての梅の木がライトアップされるため、昼だけでなく夜も一見の価値がある。
「梅まつり」の初日は雨がちな天気となったが、たくさんの学生が訪れていた。学生にとって湯島天神は特別な場所だ。大勢の学生が学業成就や合格を祈願するためにここを訪れる。来場者は、受験生や近隣にある東京大学の学生が多かった。
学生たち
© Sputnik / エレオノラ シュミロワ
境内には屋台も出店しており、食べ物や飲み物、お土産などが販売されている。なお、スプートニク通信の特派員が訪れた時間帯は食べ物を取り扱う屋台が営業していなかったが、名物のあま酒で暖を取ることができた。
「梅まつり」の期間中には、屋外でお茶を点てて楽しむ野点など、さまざまな催物も開かれる。本殿の近くには、音楽やダンスなどのイベントのために特設ステージが設置されている。詳細は、湯島天神のサイトをご覧ください。