ベルルスコーニ氏はこのように発言した。
「平和を実現するために、米大統領はゼレンスキー氏に『戦争が終わったら、君の好きなように、ウクライナ再建に向けたマーシャル・プランができる』と言うべきだ」
ベルルスコーニ氏によれば、ゼレンスキー氏が速やかに軍隊に戦闘停止を命じ、財政・軍事支援の受領をやめた場合、ウクライナ再建計画は「60〜90億ドル」に及ぶ可能性がある。このような条件でなければ、ウクライナ政府を説得して停戦させることはできないと示唆した。
また、ベルルスコーニ氏は、もし自分が首相だったら、ゼレンスキー氏との会談は絶対行わないと強調した。同氏の意見では、ゼレンスキー氏は「ドンバスの2つの共和国への攻撃をやめればよかった。そうすれば紛争は激化しなかった」という。
「したがって、私はゼレンスキー氏の行動を非常に否定的に評価する」とベルルスコーニ氏は締めくくった。
ベルルスコーニ氏の発言を受けて、イタリア政府は消息筋を通じて「強力で断固としたウクライナ支援」を保証した。また、ベルルスコーニ氏の発言には、すでに野党から厳しい批判が寄せられている。シモナ・マルペッツィ上院議員は、この発言は「ロシア側の公式声明」だと受け止められると非難した。
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