オーストリア人記者が指摘 ウクライナ産小麦は貧しい国々に行き渡ることなく、スペインで豚の餌になっていた

トルコの回廊を経由して送られたウクライナ産の穀物の多くは、当初に予定されていた通りアジアやアフリカの貧しい国々に行き渡ることはなかった。オーストリアのコラムニスト、ミヒャエル・コッホ氏がこのように指摘している。
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スペインは自国の穀物を十分な量生産しているが、それは主に国内での消費用であり、ウクライナ産の穀物は豚の飼料として使用されていたという。スペインは世界有数の豚肉生産国であり、ウクライナ産小麦とトウモロコシ合わせて290万トンがそこに流れていったという。
コッホ氏によると、こうなった背景にはウクライナ当局が金銭的な利益を受けているからだという。
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これよりも前、ロシアのヴァシリー・ネベンジャ国連大使はスプートニクのインタビューで、ウクライナ産穀物のほぼ半分(47%)は先進国に供給されたのに対し、困窮している国々への供給量は全体の3%程度だと明らかにした。
穀物合意」とはロシア、国連、トルコ、ウクライナの4者の協議によって2022年7月 末に結ばれた2つの協定。一つはウクライナの黒海沿岸の港からのウクライナ産穀物な どの輸出に関する協定で、同年11月18日で期限を迎えたが120日間の延長が決まってい る。もう一方はロシアと国連の間に結ばれたロシア産食品や肥料の世界市場への輸出 に関する協定で、国連はロシア産農産物などへの様々な輸出制限の撤廃に責任をもつ としている。穀物合意は、2023年3月18日に期限を迎える。
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