欧州議会、ウクライナへの兵器供与拡大を求める対露決議案を採択 「あらゆる種類の兵器」

欧州連合(EU)欧州議会は16日の本会議で、ウクライナへの兵器供与の拡大および加速を加盟国に求める決議案を賛成多数で採択した。同案では、戦闘機やヘリコプター、「不可欠」なミサイルシステムを含む「あらゆる種類の兵器」について述べられている。欧州議会のサイトで発表された。
この記事をSputnikで読む
決議案は、賛成444、反対26で採択された。
また欧州議会は、決議案の修正については、同議会の左翼会派が提案した和平交渉およびウクライナへの兵器供与に反対する人たちに関する言論と表現の自由の尊重を盛り込むことを拒否した。また決議案には、ウクライナ紛争が世界の核大国間の本格的な戦争に発展する可能性についての懸念も組み込まれなかった。
ウクライナへの戦闘機供与に関する発言は無責任、EUは米国抜きでは何もできない=専門家
欧州議会の外交政策問題に関する決議に法的拘束力はないが、その他のEU機関は議員たちの意見に耳を傾けなければならない。
コメント