地元当局によると、タンク車には塩化ビニルや発がん性物質の「クロロエチレン」など複数の化学物質が積載されていたが、当初、マスメディアはこれらの危険性について殆ど言及せず、頭痛、吐き気、目、鼻腔の不快感を招く恐れとだけ報じていた。
脱線事故現場では事故発生直後から現在に至るまで、脱線した列車の事故処理が行われているほか、有害物質が流出した地域での清掃作業が続けられている。一方、地元住民の中には頭痛や目のかゆみなどを訴える人も多く、肺がんなどの長期的な健康リスクへの不安も感じているという。
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