米オハイオ州の脱線事故 対応に追われる現場

米オハイオ州イースト・パレスティーンで2月はじめ、危険物質を積載した貨物列車が脱線した。現場では大規模な火災が発生し、人体に危険な化学物質が地元を流れる川や空気中に流出した。しかし米国のマスメディアは当初、この事故を取り上げることははく、ホワイトハウスが声明を発表したことでようやく明らかになった。
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地元当局によると、タンク車には塩化ビニルや発がん性物質の「クロロエチレン」など複数の化学物質が積載されていたが、当初、マスメディアはこれらの危険性について殆ど言及せず、頭痛、吐き気、目、鼻腔の不快感を招く恐れとだけ報じていた。
脱線事故現場では事故発生直後から現在に至るまで、脱線した列車の事故処理が行われているほか、有害物質が流出した地域での清掃作業が続けられている。一方、地元住民の中には頭痛や目のかゆみなどを訴える人も多く、肺がんなどの長期的な健康リスクへの不安も感じているという。
列車脱線事故の詳細や、事故に対する米国政府の対応についてはこちらの記事をお読みください。
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脱線したノーフォーク・サザン鉄道の貨物列車(オハイオ州イーストパレスティーン、9日)

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有害物質が流出した地域に入る準備をするオハイオ州兵(オハイオ州イーストパレスティーン、7日)

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小川に設置されたオイルフェンス(オハイオ州イーストパレスティーン、15日)

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高校で開かれたタウンミーティングで質問をして手を挙げる女性(オハイオ州イーストパレスティーン、15日)

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脱線したノーフォーク・サザン社の貨物列車のタンク車(オハイオ州イーストパレスティーン、15日)

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貨物列車脱線事故後の清掃作業が続く中、小川を眺める作業員(オハイオ州イーストパレスティーン、9日)

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貨物列車の脱線事故後、標識の下に掛けられた空気質測定器(オハイオ州イーストパレスティーン、15日)

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脱線したノーフォーク・サザン鉄道の貨物列車(オハイオ州イーストパレスティーン、9日)

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貨物列車脱線事故後の清掃作業が続く中、水を配る女性(オハイオ州イーストパレスティーン、15日)

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貨物列車脱線事故後の清掃作業が続く中、室内の空気環境を監視するグループ(オハイオ州イーストパレスティーン、15日)

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