「ナチス政権救済の試みは見込みなし」=ラブロフ露外相 バイデン氏のウクライナ訪問は「見世物」

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は21日、米国のジョー・バイデン大統領がウクライナを訪問したことを「見世物」と呼び、ウクライナへの軍事支援を続ける米国の姿勢を批判した。
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ラブロフ外相は次のように述べている。

「何か新しいことがあるのか?あれは見世物だ。西側の我々の元同僚たちはナチス政権を救済しようとしている。この試みは将来の見込みがない」

【視点】人気取りか、政治的ジェスチャーか 専門家がバイデン大統領のウクライナ訪問を分析
米国のジョー・バイデン大統領は20日、ウクライナの首都・キエフ(キーウ)を電撃訪問した。バイデン大統領のウクライナ訪問は予告されていなかった。バイデン大統領は18日朝にキエフに電車で到着。現地の各メディアは首都の警備体制が厳重になっていたことを伝えていたが、バイデン大統領の訪問が明らかになったのは現地時間正午ごろになってからだった。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領との会談では、約4億6000万ドル(616億円)規模の追加軍事支援を表明。そのなかにはこれまでも提供されてきた歩兵携行式多目的ミサイル「ジャベリン」や多連装ロケット砲「ハイマース」などが含まれるという。
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