トランスジェンダーに対する米軍入隊禁止法案が起草

米上院のマルコ・ルビオ議員とジム・バンクス議員はトランスジェンダーに米軍の入隊を禁止する法案を起草した。ニュースポータルサイト「LGBTQ Nation」が報じた。
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LGBTQ Nationによると、「軍事準備法」と名付けられた法案は、「性同一性障害の病歴を持つトランスジェンダーと認定された個人」の入隊を禁止している。その際、すでに軍務に就いている者も除隊になる。
法案では、書類上やコミュニケーションで出生時の性別を名乗ってもよいとするトランスジェンダーは例外とされている。この禁止令は可決されれば、約15万人のトランスジェンダー軍人に影響を与える。こうした中にはすでに何年も訓練を受けてきた軍人も入っている。
法案起草者の1人、ルビオ上院議員は、法案は軍人らが彼、彼女といった「代名詞」を気にすることなく、米国の敵対者との対峙に集中するために必要だと説明している。
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米軍退役軍人トランスジェンダー協会のエヴァン・ヤング会長は、トランスジェンダーに軍での勤務を制限しようとすることは差別行為だと訴えた。
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