水を発見したのは、カナダの大学などの研究チーム。カナダの大学の教授で水資源の研究を行っている地質学者のバーバラ・ロラー氏は、先史時代の水を味見した。水は塩辛くて粘りがあり、粘稠度と色はメープルシロップを連想させるという。
ロラー氏は、水の塩辛さについて、数十億年にわたって続いた水と石の反応だと説明している。水が琥珀色であることについては、水が徐々に鉱化したことによるものだとの見方を示している。
研究チームによると、地下で発見された先史時代の水は、地球の大気中にまだ遊離酸素が存在していなかった時代のものとみられている。なお、多細胞生物が最初に現れたのは約10億年前とされている。有機生命体は、水がなければ生まれることも存在することもできない。そのため、地球や太陽系のその他の惑星では有機生命体の研究が数多く行われている。
スプートニク通信は先に、火星の表面で古代の北洋の痕跡が発見されたと報じた。
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