この数字は、ロシア産原油に対する上限価格設定が適用開始となった2022年12月5日以降の4週間の税関記録、全ての港湾やパイプラインの記録から得られたもの。上限価格についてはG7諸国、EU、オーストラリアが定めていた。
ブルームバーグは、「この4週間のロシア産原油価格は1バレル平均74ドルで、上限値を超えていた。2022年12月5日に適用となったG7諸国の設定価格である1バレル=60ドルを約25%上回るものだった」と指摘している。
ロシアのアレクサンドル・ノバク副首相は2月21日、西側による原油「上限」価格に対する報復措置についてロシア政府内で協議されていると明かした。一方で、現時点ではロシア各省庁も輸出企業も最終合意にはいたっておらず、様々な案を検討しているという。
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