昨年12月の露産原油、「上限価格」を大幅に上回る価格で取引=米研究

昨年12月にロシアが諸外国に販売した原油価格は、西側が設定した1バレル=60ドルの「上限」を大幅に上回っていたことが明らかになった。2022年12月のロシア産原油の平均輸出価格は1バレル=74ドルだった。ブルームバーグが国際金融研究所、コロンビア大学、カリフォルニア大学の共同研究の結果をもとに伝えている。
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この数字は、ロシア産原油に対する上限価格設定が適用開始となった2022年12月5日以降の4週間の税関記録、全ての港湾やパイプラインの記録から得られたもの。上限価格についてはG7諸国、EU、オーストラリアが定めていた。
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ブルームバーグは、「この4週間のロシア産原油価格は1バレル平均74ドルで、上限値を超えていた。2022年12月5日に適用となったG7諸国の設定価格である1バレル=60ドルを約25%上回るものだった」と指摘している。
ロシアのアレクサンドル・ノバク副首相は2月21日、西側による原油「上限」価格に対する報復措置についてロシア政府内で協議されていると明かした。一方で、現時点ではロシア各省庁も輸出企業も最終合意にはいたっておらず、様々な案を検討しているという。
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