米大統領への贈り物 最高額はプーチン大統領からの12,000ドルの筆記具セット

ジョー・バイデン米大統領が就任初年度の2021年に外国の首脳から受け取った贈り物のうち、もっとも高価だったのは、ウラジーミル・プーチン大統領が贈ったホフロマ塗りの筆記具セットだった。23日、米国務省が発表した統計から明らかになった。
この記事をSputnikで読む
プーチン大統領とバイデン大統領は、2021年にスイス・ジュネーブで開かれた首脳会談の際に贈り物を交換した。その際、プーチン大統領は、ホフロマ塗りの筆記具セット「モスクワ」をプレゼントした。一方これに対し、バイデン大統領はプーチン大統領に自身のトレードマークであるサングラスとバッファローの形をしたガラス彫刻で答礼した。
米国務省儀典担当者の例年報告書によれば、2021年にバイデン大統領が外国首脳から受け取った贈り物の中でもっとも高額だったのはプーチン大統領が贈った筆記具セットで、価格は12,000ドル(およそ161万円)だった。
一方、報告書では、贈り物を受け取る理由について、贈り物を拒否するのは、「贈り主にとっても、米政府にとっても気まずいものになる」と記されており、すべての外国の首脳からのプレゼントについても同様の根拠が述べられている。
またブルームバーグ通信は、両首脳間で贈り物が交換されたジュネーブでの首脳会談は、「米露関係の発展のピークの時期であり、その後、ウクライナでの特殊軍事作戦を受けて、関係は悪化した」と指摘している。
さらに報告書には、ファーストレディであるジル夫人への贈り物についても記されており、2021年の夫人が受け取ったもっとも高価な贈り物は、バイデン大統領に贈られた最高額のプレゼントの1.5倍の価格だった。プレゼントは、当時のアフガニスタンのアシュラフ・ガニー前大統領のルラ夫人から贈られたシルクカーペットで、価格は19,200ドル(およそ262万円)だった。
コメント